【ワインの知識】ワインに添加されている、酸化防止剤は問題ないもの?

ワイン

市販されているワインの裏ラベルを見られる方にとっては、もうお馴染み過ぎるかも知れませんが「酸化防止剤(亜硫酸塩)」について記事にしました。

よく見ているけど意味は知らないな・・・という方も多いかと思いますので、雑談だと思って見て頂けると幸いです。

「亜硫酸塩」と書かれていると、インパクトも強く、いかにも体に悪影響が出そうな言葉に感じますよね。

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酸化防止剤(亜硫酸塩)とは

酸化防止剤をワインに添加する事で、ワインの酸化を防止し、劣化を防ぐ役割を持っています。

ワインは熟成される事で味が良くなったり(時には失敗も・・・)するお酒です。
その何年、何十年の熟成期間と言われる、とてつもない時間の中でワインが劣化するのを抑制し、きちんと熟成させる為の手助けをしてくれる物でもあります。

酸化防止剤は端的に言えば、「食品添加物」の一種になります。
ワインによっては、しっかりと食品添加物と明記されている物もあります。

また当然ながら食品添加物である以上、酸化防止剤の量にもしっかりとした制限(規律)があります。

この酸化防止剤をワインに添加するという醸造技術は、遥か昔から行われてきた醸造技術の一つです。

ワインの中には、この酸化防止剤の恩恵を最大限に受けて、今より更に熟成され、美味しいと感じられる深みのある味わいになっていくワインがあります。

ワインを適量摂取する事によって、人体への大きな影響があるという事は聞いた事がありませんので、気にせずワインを飲んでいます。

ただ、異常な低価格で販売されている輸入品は購入しません。
これは酸化防止剤ではなく、ブドウの育成において農薬の使用が気になるからです。

私は、金額と品質はある程度比例する物だと思っています。
(美味しいか美味しくないかは、嗜好品ですので別問題と思っています)

酸化防止剤無添加のワインはあるの?

では、そもそも酸化防止剤が無添加のワインが存在するのでしょうか?
これは存在しています。

例えば楽天市場で販売されている、こちらの商品は酸化防止剤無添加と謳っています。

信州高原ワイン 酸化防止剤無添加赤葡萄酒 赤 720ml

価格:1,132円
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ただ酸化防止剤無添加のワインは短期的な熟成に向いたものが多く、比較的ライトな飲み口になる傾向が強くあります。

高額なワイン、所謂高級ワインにも酸化防止剤が添加されています。
高級ワインだからといって、添加されていないわけではありません。

むしろ長期間に渡り、熟成のピークを迎えた美味しいワインを現在において飲めるのは、酸化防止剤のおかげでもあると言えます。

どうすれば美味しいワインへと熟成させられるか?という事を追求した、醸造家達の知恵と言えるでしょう。

ただし最も注意すべき点は、ワインを飲む人が「亜硫酸塩アレルギー」の体質ではないか、という点だと考えます。
必要に応じて適宜、きちんと自分の体の事も確認が必要です。

自分の身体を1番知っているのは自分ですから、無理せずに美味しく楽しくワインを飲みましょうね。

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