【ワインの知識】赤ワインによく使われる定番ブドウ品種について

ワイン

ワインを購入する時にいつも気にするのが、使われているブドウ品種ですよね。

非常に沢山のブドウ品種があり、どれを買えば自分にあったワインを選べるのか悩み所です。

そんなブドウ品種に対する知識を少しだけ知る事で、自分が好きなブドウ品種はこれが多いなとか、好みも少しだけ分かるかも知れません。
自分好みのブドウ品種が分かる事で、ワイン選びが更に楽しくなるかも知れません。

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赤ワインでよく使われるブドウ5品種

ここでは赤ワインによく使われるブドウの品種について書いていきたいと思います。
決してこの記事に書いてある様な香りや味わいが全てではありませんので、ぜひご自身の感じ取られた香りや味わいを大切にして頂くのが一番だと思います。

カベルネ・ソーヴィニヨン

ブドウの色は黒色で、主な産地はフランスのボルドー、イタリアのトスカーナ、オーストラリア等。

赤ワインの中でも、代表格と言っても過言では無いブドウですね。

味わいとしては、果皮が厚い事から、タンニンを多く含んだ非常に色の濃い赤ワインに仕上がる傾向にあり、長期熟成にも適した品種です。
長期熟成させた物は、カベルネ・ソーヴィニヨンの若いワインとは味わいも異なり、複雑かつ円やかな味わいを醸し出します。
ブドウ品種としても、クオリティの高いブドウになる事が多く、1箇所に留まらず世界中で造られています。

単一種のワインとしても十分なポテンシャルがあり、メルローやマルベック等とブレンドされても味わいが崩れる事もなく、十分な骨格を表現してくれるブドウです。

メルロー

ブドウの色は赤みがかった黒色で、主な産地はフランスのボルドー、イタリア、そして日本。

味わいとしては、カベルネ・ソーヴィニヨンほどのタンニンは無く、比較的マイルドな味わい。
その落ち着いた個性から、個性がハッキリしているカベルネ・ソーヴィニヨンともよくブレンドされたりします。

また香りが特徴的で、カシス等の黒い果実の香りや、チョコレートの様な香りがすると言われています。
合わせる料理は、カベルネ・ソーヴィニヨンで合わせる料理よりも大人しい味付けの料理の相性がいいですね。

赤ワインの中でも、フルボディタイプよりもミディアム又はライトボディが好みであれば、メルローがオススメかなと思います。

メルローは日本の気候にも比較的合うようで、北海道や山梨県では上質なメルローが栽培されています。

ピノ・ノワール

ブドウの色は紫に近い黒、主な産地はフランスのブルゴーニュ、アルザス、シャンパーニュ。

味わいとしては、タンニンも少なくライトな飲み口で赤ワインの人気ブドウ品種としてカベルネ・ソーヴィニヨンと二分する程。

ワイナリーによっては、真っ先に売り切れとなる品種でもあり、かなり根強い人気があります。
今後は、更に人気が伸びていくブドウ品種ではないかと思います。

ピノ・ノワールは香りが非常に豊かで、チェリー系の香りをメインとして、比較的安価なワインでもその香りを楽しむ事ができるブドウ品種です。

ただし、涼しい気候がピノ・ノワールに適している事もあり、病気にも弱く栽培には少々デリケートな面もあります。

シラー(シラーズ)

ブドウの色は濃い紫色で、主な産地はフランスのローヌ、オーストラリア。

濃い色をした小粒で果皮が厚いブドウですが、タンニンは程々ですが、酸味が一際目立った味わいです。
香りは黒胡椒とスパイシーな表現がされがちですが、意外にも丸い味わいでタンニンも滑らかです。
カシスの様な酸味と華やかさが一体となった香りも感じ取る事ができます。

フランスとオーストラリアでは、違うベクトルを持つ不思議な味わいを楽しませてくれる不思議なブドウ品種です。
単一、ブレンドとどちらでも美味しく頂けるワインが造られています。

赤ワインで有名なポリフェノールですが、これの一種でもあるアントシアニンを多く含むブドウ品種でもあります。

ガメイ

ブドウの色は灰がかった紫で、主な産地はフランスのブルゴーニュ、さらにもっと言えばボジョレー地区。

そうですね。これがボジョレーヌーボーで使われるブドウでしたよね。
造られるワインは鮮やかな明るい赤色が多く、色の通りタンニンは弱めですが、酸味が強めのフレッシュな味わいです。
香りは、イチゴや新鮮な酸味を持つベリー系の果実を思い出させる香りをしています。

基本的には、熟成に向くワインは少なく、その多くがボジョレーヌーボーの時期に生産・消費をされています。
但し一部のクリュ・ボジョレーと言われるワインでは、10年以上の長期熟成にも負けない素晴らしいワインが存在しています。

赤ワインのブドウについてのまとめ

皆さんが好んで飲まれている赤ワインにも、何らかの法則性がありませんでしたか?
ご自身の好みに合うブドウ品種が分かってしまえば、ワインを購入する時の大きな一助となると思います。

もし今まで気にされた事がない方は、一度ブドウ品種についてもチェックされてみてはいかがでしょうか。

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