前回は赤ワインでよく使われる定番のブドウについて書きましたが、今回は白ワインでよく使われる定番のブドウ品種について書いていきたいと思います。
赤ワイン派、白ワイン派、泡派と三つ巴なワイン派閥ですか、皆さんはどれがお好みでしょうか?
赤ワイン好きな方も、白ワインのブドウ品種について知る事で世界も広がりますので、ぜひ色々と知って貰えればと思います。
少しだけでも知っておくに越した事はありませんしね。
白ワインでよく使われるブドウ5品種
ブドウの品種も赤ワイン同様に、沢山の品種がありますが個人的に白ワインと言えば「このブドウ」と思っているものを挙げてみました。
シャルドネ
色は明るい緑色で、主な産地はフランスやイタリア、チリ等各地で栽培されている。
白ワインのブドウ品種を語るには、もはやシャルドネは王道ではないでしょうか。
欠かしてはならないブドウですね。
別名「白ワインの女王」とも呼ばれたりします。
シャルドネは一際濃い個性がない為、造り手による醸造方法や風土の影響を強く受けて様々な味に変化をする、多様性を持った白ワインとも言えます。
地域によっては、スッキリした味わいであったり、また違う地域では深い味わいを持ったワインに仕上がったりと、様々な味わいが楽しめます。
シャルドネを使った白ワインで、特に有名なのは「シャブリ」ですね。
ソーヴィニヨン・ブラン
色は綺麗なマスカット色、主な産地はフランスのボルドー、カリフォルニア、チリ。
世界各地で栽培をされており、基本的な味わいとしてはスッキリした味わいのワインが多いです。
この味わいから、しっかり冷やしたソーヴィニヨン・ブランの白ワインは、何とお寿司にも合うと言われています。
シャルドネと同じく、栽培された環境の影響を強く受け、味わいも多様性に富んでいます。
中には長期熟成されるワインもありますが、熟成させずに早めに飲まれる事が多いワインでもあります。
リースリング
色は淡い緑色で、主な産地はフランスをはじめ、ドイツでも栽培される。
リースリングと言えば甘口ワインでしたが、昨今ではそうとも限らずスッキリした辛口に仕上げられる事もしばしば。
これは辛口から甘口まで幅広く対応出来る、リースリングの大きな特徴だと思われます。
また、フランスのアルザスワインでは、このリースリングを用いて醸造されています。
ピノ・グリ
色は灰色がかった淡い桃色で、主な産地はフランス、イタリア。
名前の由来としては、灰色のピノという意味になりますが、その名の通りブドウ自体も灰色がかっています。
また勘のいい方は既にお気付きかも知れませんが、赤ワインで用いられる「ピノ・ノワール」の突然変異種になります。
その為、白ワインに用いられるブドウの割に少々濃い色をしています。
フランスでは、ピノ・グリ、イタリアではピノ・グリージョと呼ばれたりしています。
味わいの方も、フランスでは果実味溢れるフルーティな白ワインとなり、イタリアでは爽やかな酸味が主体となった白ワインになります。
ミュスカデ
色はマスカットの様な綺麗な緑色で、主な産地はフランス。
味わいとしては、さっぱりした酸味が特徴。
サラダなどにも良く合いますので、軽い飲み口の白ワインとしてもオススメ出来ますね。
個人的には、白身魚との組み合わせの相性が非常に良いと感じており、お気に入りの組み合わせでもあります。
お寿司にも良く合いますので、魚の脂分を綺麗に流して口をリセットさせてくれる良い白ワインだと思います。
白ワインのブドウについてのまとめ
一言で言えば赤ワイン、白ワイン、泡となってしまいますが、どれもブドウ品種まで気になりだすと、かなりの情報量になると思いますので、マスターするには途方もない道のような気がします(笑)
やはり色々試していって頂いて、徐々に好きな品種や産地等を絞り込んでいくのが良いのではないでしょうか。
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