【品質の高い日本ワイナリーを評価】日本ワイナリーアワード2018 受賞ワイナリー決定!

ワイン

ここ数年で日本ワインの評価が国内だけに留まらず、海外でも高い評価を得る事が多くなりました。
それは日本のワイン好きなファンの方々の思いと、造り手でもある醸造家の方々、またそれらに携わる方々の努力の賜物かと思います。

そんな日本ワインを生み出すワイナリーを評価し、表彰するのが日本ワイナリーアワードです。

あくまでもワイナリーの評価であって、ワイン個別の評価というわけではありません。
その点が今までの各種コンクール等と違う所ですね。

今回の2018に選出されたワイナリー数は201です。
数字にするとワイナリー数も結構多く、これからの日本ワインの未来も明るい気がします。

さてさて、まず日本ワイナリーアワードの規定や考え方としては、以下の通りです。

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審査について

日本ワイナリーアワードの選出をするにあたって、大事な各基準等があります。
下記をご参照頂ければと思います。

審査方法について

地方区及び全国区審査員により、対象となるワイナリーから評価に値するワイナリーを厳選し、全国区審査員全員で協議して決定されます。

審査員について

個別の銘柄の品質を試飲により評価するのではなく、ワイナリーとしての評価を求めます。
そのため審査員は試飲能力に優れ、世界各地のワインに精通するのみならず、原則として10年以上に渡り、下記の条件いずれかに該当する者とします。

  1. 日本ワインを広く取り扱う酒販店の代表または仕入れ担当者
  2. 日本ワインを広く取り扱う飲食店の代表または仕入れ担当者
  3. 日本ワインに関する著作・記事のある者

※消費者の目線に立った評価をするためにワイナリー関係者は含めません。
※審査員は2年ごとに見直します。
※各地区最低審査員4名、主要地区は6名で審査を実施します。

審査対象ワイナリーについて

審査対象は原則として、設立またはブドウの植え付けより5年以上経過した国内ワイナリー(一部委託醸造も含む)とします。
ワイン用の良質なブドウを収穫できるのは、ブドウは植えてより最低3年後と言われており、さらに醸造したワインを熟成する期間も考慮しています。

審査基準について

審査基準については、最高位を「5つ星」、以下順に「4つ星」、「3つ星」、「コニサーズワイナリー」の4段階になります。

日本ワイナリーアワード2018の5つ星受賞ワイナリー

5つ星を受賞したワイナリーは、何と僅か10のワイナリーです。

北海道 ドメーヌ・タカヒコ

もはやワイン好きな方にとっては言うまでもない、北海道は余市にある超有名ワイナリー。
ビオで徹底的に管理された、ピノ・ノワールが有名ですね。
同じく5つ星受賞の小布施ワイナリーとは、ご兄弟の仲です。

山形県 酒井ワイナリー

創業は明治25年という老舗のワイナリー。
2004年に酒井家二十代目当主、ワイナリーとしては五代目となる酒井一平氏に代替わりしました。

山形県 タケダワイナリー

1920年に果実酒醸造免許を取得し、ワイン造りを開始されました。
TBSにて1時間にも及ぶドキュメントが放送された事もあるワイナリー。

山梨県 サントリー 登美の丘ワイナリー

日本が誇る世界のサントリーのワイナリー。
「登美」は赤白ともに世界的に有名なワインですよね。

山梨県 シャトー・メルシャン

サントリーと並ぶ、大手飲料メーカーキリンのワイナリーです。
メルシャンは女性にも多くのファンがいますね。

山梨県 ダイヤモンド酒造

ずっとHPリニューアル中のワイナリー。
早くHPの進退を決定してください(笑)

山梨県 中央葡萄酒株式会社

山梨県は勝沼のグレイスワインはもはや定番です。
取締役栽培醸造部長 三澤彩菜氏によるメディアへの露出も効果絶大ですね。

山梨県 丸藤葡萄酒

ワイン造り120年の明治23年創業のワイナリー。
ブランドネームでもある、ルバイヤートワインは安定した高品質を誇り安心ですね。

長野県 小布施ワイナリー

インターネットによる販売がNGであったり、メディア露出もNGという頑なに自身の道を貫くワイナリー。
北海道ドメーヌ・タカヒコの曽我貴彦氏の兄、曽我彰彦という関係です。

長野県 kidoワイナリー

ワイナリー直売時代には発売日に購入者が殺到した為、交通渋滞を巻き起こしたという伝説のワイナリー。
自分の求める味の為に、独立した城戸氏率いる城戸ワイン。

日本ワインの今後の発展に

今回のこの様なワイナリーを格付けする事には、賛否両論があるかと思いますが、日本ワインの品質を向上させる為には一つの起爆剤としていいのではないでしょうか。

決して「ランクが低いからワインが美味しくない」ではなく、ファンと共にワインの品質向上に繋げていけるのがよりベターではないかと思います。

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