以前うきうきワインの玉手箱で購入したイタリア赤ワイン6本の福袋の記事を書きましたが、今回はその中で一番低価格(¥1,700)であった「アレグロ・プリミティーヴォ 2016」をセラーから引っ張り出して飲んでみたいと思います。
→うきうきワインの玉手箱の福袋の記事はこちら
アレグロ・プリミティーヴォとは
生産者は、イタリア プーリア州のマーレ・マンニュム社になります。
マーレ・マンニュム社では、自社で栽培したブドウのみでワインを生産し、瓶詰めまでを行っています。
しかも収穫されるブドウは全て手摘みされている、非常に手間暇をかけたオーガニックワインになります。
このワインの大きな特徴でもある、一際目立つデザインのエチケットですが、そこに書かれているワイン名称のアレグロの意味としては、「陽気な」という意味がありエチケット自体もポップで魅力的なデザインになっています。
また「Always on my mind Forever my heart」という台詞が書かれていますが、これは映画「あと1センチの恋」で歌われた歌詞の一節という、中々凝ったエチケットに仕上がっています。
このワインのブドウ品種ですが、イタリアではプリミティーヴォという品種で呼ばれています。
あまりピンと来ない方もおられると思いますが、アメリカのカリフォルニア州を中心に栽培されている「ジンファンデル」というブドウと同一種になります。
「ジンファンデル」ならご存知の方も多いのではないでしょうか。
醸造においては常時25℃で厳しく管理しつつ、ステンレスタンクで1日に2度もルモンタージュします。
その後、フレンチオーク樽で熟成するなど、\2,000弱という価格の割に手間がかかっていますね。
ワイン自体のクオリティについては、インターナショナル・オーガニックワイン・アワードでもゴールドメダルを受賞するなど、お墨付きで安心の1本です。
アレグロ・プリミティーヴオ 2016を飲んでみました。
自然派オーガニック(EU認定)で、インターナショナル・オーガニックワイン・アワードでゴールドメダルを受賞した経歴を持つという事もあり、味わいには期待が高まります。
いつものINAOグラスに注いでみると、色は深い赤に若干の紫が溶け込んでいます。
香りは、ベリー系のしっかりとした骨格のあるフレッシュな香りの後には、爽やかなスッキリする香り、若干のバニラ香のニュアンスも。
アタックは赤い果実の濃い味わいを強く感じます。
甘味はほんのりしますが、それよりもフルボディらしくインパクトの強さが目立ちます。
爽やかなスッキリ感のあった香りは、ハーブに変化しつつ消えていきます。
タンニンも滑らかで、渋みも程よい加減となっていてバランスよくまとまっています。
アフターも黒系果実のフルーティさが心地よく、ついグラスに注いでしまいます(笑)
この価格でこの味わいは、コスパも非常によく十分に美味しいと思います。
味わいがかなりしっかりとしているので、ヘビーな肉料理からクセのある肉料理まで対応できる一本だと感じました。
飲食店なんかでも普通に出てきても、何ら疑問に思わない素晴らしいワインだと思います。